【ミニマリズムはこれからの時代の最強生存戦略】
「あれを買わなきゃ、あれを食べなきゃ、もっと稼がなきゃ」と考えるのは見栄によるものではないだろうか。
見栄を手放すことによって、人生は劇的に軽く楽になる。ミニマリズムこそこれからの時代の生存戦略!
本記事は以下4つで構成されています
- 書籍の紹介文
- 15個の要約(抜粋)ポイント
- 3つの深堀りポイント
- まとめ
手ぶらで生きる:紹介文
「手ぶらで生きる」では
- 暮らしを自由にする
- 物を自由にする
- 体を自由にする
- 時間を自由にする
- 思考を自由にする
- 人間関係を自由にする
などなど、さまざまな角度からミニマリズムについて述べられています。
≫ミニマリストしぶ氏といえば、ミニマリスト界では非常に有名な人物。
「職業ミニマリスト」と名乗るだけあって、「冷蔵庫無し」「私服の制服化」など少々行き過ぎたミニマリズム感はありますが、常識と違うからこそ僕たちにも気づきや学びがあります。
僕ら一般庶民からするとやりすぎだと感じる点も、彼なりに考えがあって実践しているものです。
裕福な家庭に生まれたものの、その後に自己破産など、裕福な生活も貧しい生活もどちらも経験した著者。
ブログやYouTubeで成功し、今ではとてもお金持ちになったにも関わらず、ミニマリスト生活を続ける理由は何なのか。
本書を読むことでミニマリストについて理解できるだけではなく、楽に生きるためにはどのような思考で生きていくのが良いのか。
周りの目線を気にする必要はほんとにあるのか。
などなど、多くの人にとって有益な考えを知ることができます。
本書は
- 何に使っているかわからないけどお金が足りない
- 仕事が嫌で辞めたいけど生活があるし
- ミニマリストについて知りたい
- 物が多すぎてなんとかしたい
- なんとなく生きにくい
と考える人に読んでほしい一冊です。
【要約】手ぶらで生きる:15個の抜粋ポイント
ミニマリズムの本質は、ある1点を目立たせるために他をそぎ落とす「強調」にある。
少ないお金で暮らしているからこそ、自分にとって大切なものがよりクリアになる。
「あれを買わなきゃ、あれも食べなきゃ、もっと稼がなきゃ……」 それらの望みは、本当に実現したいものだろうか?
「人からよく思われたい」 「恥ずかしい思いをしたくない」 そんな「見栄」によるものではないだろうか?
「誰かが決めた、いい物」を消費するより、「自分が決めた、いい物」に囲まれて生活するほうが、よっぽど心地いい。
毎月かかる必要最小限のコストを把握する。
そうすれば「これだけ稼げば十分に生きられる」という目安となり、「漠然としたお金の不安」から自由になれる
(プレゼントやお気に入りのものでも)どんなに大切にしようと心に誓っても、物である以上、いつか必ず劣化する。
捨てれるか迷う物は「なくても大丈夫な物」。たとえば、現代人で「スマホを捨てようかな」と迷う人は少ない。
本当に必要な物は、「捨てよう」なんて発想にすらならい。
消費は飽きる。お金を使うことで幸せを感じる人は、一生幸せになれないし、奴隷的な人生から抜け出せない。
みんなもっと、 病気や不調の「予防」にお金と時間をかける べきだということ。保険に月に何万も払うよりも、予防、つまり「今」に投資するべき。
ウルグアイのムヒカ元大統領の言葉。
「君がなにかを買うとき、お金で買っているわけではないということさ。そのお金を得るために使った『時間』で買っているんだ」
ミニマリズムの目的は「 物を減らすことで迷いをなくし、大切なものに集中すること。
「自分を知る」とは、可能性を広げることではなく、絞ること。どこで自分が強みを発揮できるのか、才能をあぶり出し、その才能を「強調」するという点。
選択肢を減らし、自分を理解することで、自信もついてくる。そして、物にも人にも「コントロールされない」自分になれる
「好き」を尊重するために、「嫌い」をはっきりさせよ
(プレゼントなどについて)本当にほしい物なら自分で買っているだろうし、人からもらうプレゼントの質に、最初から期待などしていない。(物をプレゼントすることは相手に管理の手間を強いることになる。)
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【深堀り】手ぶらで生きる:3つの深堀り・考察ポイント
他人からの目線を気にするのを辞めると自由になれる
「あれを買わなきゃ、あれも食べなきゃ、もっと稼がなきゃ……」
これらの望みは、本当に自分が実現したいものだろうか? 「人からよく思われたい」 「恥ずかしい思いをしたくない」 そんな「見栄」によるものではないだろうか?
本書の最大のテーマかも知れない「見栄」について。
僕は現在は、もう見栄はないのですが、過去を振り返ると見栄を気にしていました。
例えば高校生の頃など、僕自身は全然おしゃれじゃないのに原宿に行って服を買い、結局一度も着ていない服もたくさんありました。
そして漫画を大量に集めたり、何かと溜め込んでいました。
何も特技や特徴がない自分を隠すための「見栄」だったのかも知れません。
完全に無駄金ですね。
いろいろ物を溜め込んでいたのは、だいたい18歳くらいまででしょうか。
大学生になり旅に熱中し、少ない物で生きていけることを実感したこと。
そして「僕たちにもうモノは必要ない」というミニマリズムの本に出会ったことで、僕のミニマリスト生活はスタートしました。
少し話しが脱線しましたが、ミニマリズムの概念を取り入れ、他人からの目線を気にしなくなったことで、僕自身も非常に生きやすくなりました。
- 服も最低限で良い
- 無理して飲み会に付き合わない
- アルバイトも使う分だけお金を稼ぐ
- スマートフォンなどは最新のを買い、お金を惜しまない
- 自分の好きな人(友人、恋人、家族など)にはしっかりお金を使う
などなどお金を使う箇所と使わない箇所が明確になったことで、非常に心が楽になりました。
人の目線を気にしても、なんにも得はありません。一円にもなりません。
他人の目線、見栄を手放してから僕の人生は格段に自由になりました。
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漠然としたお金の不安から自由になる方法
毎月かかる必要最小限のコストを把握する。
そうすれば「これだけ稼げば十分に生きられる」という目安となり、「漠然としたお金の不安」から自由になれる
自分の毎月の生活コストを把握していますか?
別に1円単位で家計簿をつけると言っているわけではありませんよ。
ざっくりでも良いので自分の生活コスト、その内訳を把握することで、漠然としたお金の不安から開放されます。
家賃、通品費、水道光熱費、月額課金サービスなどの固定費はいくらか。
食費、交際費、衣服費などの変動費はいくらか。
そして自分の「必要なモノ」と「欲しいモノ」を分けて理解できるか。
「必要なモノ」と「欲しいモノ」の違いは例えば、
- 家は「必要なモノ」
- ネットフリックス(動画サービス)は「欲しいモノ」
といったように絶対になくてはならないものが「必要なモノ」。あってもなくても生活には困らないものが「欲しいモノ」です。
ちなみにこの考えで行くと、家は「必要なモノ」ですが、持ち家は「欲しいモノ」に該当します。
家は生きていくのに必要なものですが、その家が持ち家である絶対的な必要性はありませんよね。
もっとも、持ち家を否定しているわけではなくて、「必要なモノ」と「欲しいモノ」をしっかり認識した上で、自分のお金と相談して、問題ないなら購入するのはありです。
車も超限界集落出ない限り、電車やバスがあるので基本的に不必要でしょう。つまり多くの場合で車は「必要なモノ」ではなく「欲しいモノ」に該当します。
「毎月かかる最低限のコスト」これを把握することで、最低でもいくら稼げば生きていけるという気付きと安心を得ることができます。
多くの人は本当は正社員でなくても十分生きていけるんです。
「毎月の必要最低限のコスト」は一人あたり12万円前後ではないでしょうか。(東京、大阪に近くても家賃は充分抑えることができます。)
必要なお金が毎月12万円前後であれば、アルバイトでも稼げますよね。
自分にとって毎月の必要なお金を把握することは、嫌な仕事を無理して続ける必要が無いことや様々な気付きを与えてくれました。
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モノを買う時はお金ではなく、自分の時間で買っている
ウルグアイのムヒカ元大統領の言葉。
「君がなにかを買うとき、お金で買っているわけではないということさ。そのお金を得るために使った『時間』で買っているんだ」
お金は自分が働くことによって得ています。
つまり自分の人生の一部(時間)をお金と交換しているということ。
であれば、「適当に」物を買っているということは、自分の人生の一部を捨てていることに等しいのです。
例えば、1万円の服をほしいと思ったときに、今からプラスで10時間(時給1000円×10時間で1万円)働いてまでほしいと思うのか考えると良いと思います。
プラス10時間働いてまで欲しいと思うものは、本当に欲しい物でしょう。
物を買う時は、お金で買っているわけではなく、自分の人生の一部と交換してるという意識を持つことが大切です。
そうすることで、無駄遣いは格段に減ります。
自分が本当に大事だと思うことに集中してお金を使うようになります。
そしてそれは、自分が何を大事にしているのかといった自分を知ることにも繋がるでしょう。
例えば僕は現在、服には一切のお金をかけません。お酒もほぼ飲みません。車も持っていません。
しかし、iPhoneやPCにはお金をかけたり、恋人や家族、友人と過ごす時間にはお金をかけます。
つまり好きな人達とのコミュニケーションや、情報収集、仕事ツールにはお金を快く使っているということです。
反対に、行きたくない飲み会や、興味のない服、見栄を気にした買い物などにはお金をかけていません。
まとめ:手ぶらで生きる
ミニマリストしぶさんが、ミニマリスム通して感じた人生を自由にする50の方法について述べられています。
お金持ちも、貧乏もどちらも経験した著者ならではの説得力ある内容です。
僕自身はすでにミニマリストなので、ゆるミニマリストの僕がミニマリストの本を読んでみたわけですが、新しい発見や、同じ考えでも別の角度から考察しているので非常に参考になりました。
特に「3つの深堀りポイント」でお話しした
- 他人からの目線を気にするのを辞めると自由になれる
- 漠然としたお金の不安から自由になる方法
- 物を買う時は、お金ではなく自分の時間で買っている
この3つはすべての人に知ってほしい内容ですね。
人生を楽に生きていくための答えやヒントが散りばめられています。
- 何に使っているかわからないけどお金が足りない
- 仕事が嫌で辞めたいけど生活があるし
- ミニマリストについて知りたい
- 物が多すぎてなんとかしたい
- なんとなく生きにくい
このように考えている人に是非読んで欲しい一冊です。