恋人と結婚してはいけない!?いきなり衝撃が走ります。
・お金がない
・結婚にはまだ早い
・良いと思う相手がいない
あなたが結婚をしない理由はどれでしょうか?
本書では「そんなことを考えている間にさっさと結婚したほうが良い。結婚のメリットは非常に多い。」ということが話されています。
本記事は以下4つで構成されています
- 書籍の紹介文
- 15個の要約(抜粋)ポイント
- 3つの深堀りポイント
- まとめ
しょぼ婚のすすめ:の紹介文
本書は「しょぼい結婚論・しょぼい子育て論」をテーマにしている一冊。
昔の日本人の結婚は、お見合いや縁談によって結婚することも多く、お見合い当日に相手の顔を初めて見るということも珍しくなかった。
その後、自由恋愛によって結婚することが増え、恋愛と結婚を一直線上に置き、結婚のハードルを上げてしまったことが現在の晩婚化や少子化の原因である。
「良い大学を出て、どこの会社に勤めて、年収はどれくらいで、将来はどのくらいまで出世しそうか」といった結婚に値段をつけてしまうようになったことが現在の晩婚化、少子化の原因だと著者は述べています。
著者はなんと奥さんと出会った翌日に初デートをし、その日の夜にプロポーズ。役所に入籍の書類を出したのは出会ってから2週間という超スピード結婚をされています。
そんな著者の結婚観。結婚によるメリット。結婚生活を上手く継続させる思考法について述べられています。
本書は
- 結婚することのメリットを知りたい
- そもそも結婚するべきなのか悩んでいる
- お金が貯まったら、昇進したら結婚したい
- 配偶者に様々な不満を持ったまま生活している
- 結婚したいけど相手がこの人でいいのかピンとこない
と考えている人に是非読んで欲しい一冊です。
著者は、早く結婚しろ!メリットも多いぞ!ということを述べています。
【要約】しょぼ婚のすすめ:15個の抜粋ポイント
ちゃんとした職業についていないから、お金がないから、結婚にはまだ早いから、いいと思う相手に出会えないから。
あなたがまだ結婚をしない理由はどれか?「そんなことを考えている間にさっさと結婚したほうがいい」。
私は、2016年、当時私が経営していたバーで妻と出会い、その翌日に初デート、その日の夜にプロポーズをした。当時の私は月収15万円ぐらいの自営業者だった。
結婚していると社会的ステータスが上がる。結婚しているということ」は、「この人は結婚し、家庭生活を営んでいける、そして子どもを育てていけるだけの社会性を持っている人である」ということを示す客観的要因となる。
月収10万円のフリーターの男女がいたとする。それぞれは月収10万円のフリーター二人でしかないが、この二人が結婚することによって、実態は何も変わっていないのに、世帯月収20万円の立派な夫婦が誕生する。
無職よりは正社員のほうが、賃貸よりは持家のほうが、そして独身よりは結婚していたほうが逃げにくい、いわゆる「飛びにくい」。これが「信用」ということ。
夫婦が、お互いの高いところで低いところを補い合う、というのは大事な姿勢。一方に何かを押しつけるのは負担と不満が増すだけなのでダメ。
配偶者こそ人生の師。人には様々な思考や行動の癖があるが、結婚していると自分のあまりにも非常識なものは配偶者から指摘をもらい、正すことができる。
「人はちゃんとするようになってから結婚し子育てをするのではなく、結婚し子育てをしていけば自然とちゃんとなる」。
「あの人はちゃんとしてないから結婚できない」のではなく、「結婚すれば、ちゃんとなる」という順番である。
「恋人としてはいけれど結婚する相手にはちょっと」と言う人がいるように、「恋人という感じではないけれど結婚相手としては適している」という人も存在する。
「結婚前に同棲について」私はこれには大反対。その結果うまくいかなかったら別れるというかとなのか。
結婚生活とは「うまくいかない部分について意見を擦り合わせながらうまくやっていく」もの。そんな「別れるための言い訳作り」のような時間には何の意味もない。
あなたの年齢は黙っていてもどんどん上がり、つまり結婚市場における価値は黙っていても下がっていく。
親が子どもに有形無形の愛を注ぐのは当然だが、そこに何らかの子どもからのリターンを期待したり、子どもを意のままに操ろうとしたりすると、これは親という立場を利用した一種の搾取。子どもは子ども、あなたとは別の人間である。
家計には使途不明金があった方が良い。家計に大きな影響を及ぼさない程度なら、お互いの細かいお金の使い方に対しごちゃごちゃ言わずニコニコしていた方が良い。
子育てはできるだけ手を抜こう。
「親という字は立つ木を見ると書く」というが、親は子どもという木が育っていくことをただ見守る以外のことはできない。
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【深堀り】しょぼ婚のすすめ:3つの深堀り・考察ポイント
結婚するだけで社会的信用を得ることができる
結婚していると社会的ステータスが上がる。「結婚しているということ」は、「この人は結婚し、家庭生活を営んでいける、そして子どもを育てていけるだけの社会性を持っている人である」ということを示す客観的要因となる。
これは非常に納得しました。
例えば現在35歳で今までフリーターだったけれど、正社員の採用試験を受けようとする場合。
「最近結婚して、自分がちゃんとしないといけないと思いました。今まで無計画でフラフラしていた自分を反省していて、これからは家族のためにも仕事を精一杯頑張りたいです!」
もしも僕が面接官で、このように言われたら、やはり響きますもん。今までのことはどうあれ、結婚を機に気持ちを入れ替えたんだな。これからは真面目に働いてくれそうだなと判断すると思います。
これが未婚の人であったら、適当なこと言ってんのかな。今までずっとフリーターだったけれど、本当にこれからちゃんと働いてくれるのかな。と不安になると思います。
人間の心理的に、この様に判断することは当然だし、仕方ないことでしょう。
無職よりは正社員のほうが、賃貸よりは持家のほうが、そして独身よりは結婚していたほうが逃げにくい。
いわゆる「飛びにくい」これが「信用」ということ。
会社の中途採用試験などであっても、銀行からお金を借りる場合でも、結婚している人の方が有利にはたらくのは間違いないでしょう。
なぜなら結婚している人の方は「結婚することができるだけの社会性を持っている」という担保になるし、「飛びにくい」からです。
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恋人と結婚してはいけない!?
「恋人としてはいけれど結婚する相手にはちょっと」と言う人がいるように、
「恋人という感じではないけれど結婚相手としては適している」という人も存在する。
もちろん「恋人として良い人であり、結婚相手としても良い人」と結婚するのが一番良いに決まっています。
しかし、そんな相手に出会えるかどうかは不確かだし、時間が過ぎるほど年齢は上がり、結婚市場においての自分の価値は年々落ちていく。だから早く結婚したほうが良い…というのが著者の理論です。
そんなことは分かっていますが、ここを合理的に判断できるほど人間は機械人間では無いと思います。
自分が恋人として大好きな人と結婚したいと思うのは自然なことです。それを追い求めることも当然のことです。
自分の市場価値は年々下がる…。そんなことは分かっていても、多くの人は著者の様に合理的には動けないでしょう。だって人間だもの。
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子育ては子供が無事に生存してさえいれば良い
子育てはできるだけ手を抜こう。
これは心から同意できました。
子育てにおいて
- 0歳から保育園に入れるなんて可哀想
- 母乳で育てた方が良い
- 市販の離乳食などを使わず、手作りろ
- ベビーシッターを雇うのはいけないこと
などと一部の偏った考えの人は、このように考えるかもしれません。
しかし、子育ては可能な限り楽をするべきだと思います。
大変な思いをして、ストレスが貯まりイライラして、家族や子供にあたり散らしていたら何のためにやっているのか分かりません。
子供は元気で生きていればそれで良い。
ベビーシッターを雇っても良いし、市販のあかちゃん食品を与えても良いです。
可能な限り「育児を楽にして」ストレスを無くし、家族や子供に対してニコニコ笑顔で接する方が何倍も良いと思います。
しょぼ婚のすすめ:書評まとめ
結婚することで社会的信用度が無条件に上がることを筆頭に、結婚に対する様々な利点が書かれていました。
確かに、会社の採用面接や昇進の判断材料などになりますよね。
結婚しているということだけで「一人の人間(配偶者)が一生この人と人生を共にする」と覚悟を決めたほどの人間という証明になります。
ただ、やはり結婚相手は「恋人としても好きで、結婚相手としても良い」人と結婚したいものです。
ここは合理的に行動することはできません。
年齢と共に結婚市場の自分の価値は年々下がる。早い内に結婚すべきとの著者の主張は理解できますが、誰もがそんなに割り切れるものでも無いと思います。
僕たちは感情のある人間なので。
現在、結婚を迷っている人や、配偶者に不満を抱えている人に読んでほしいオススメの本です。